糖質制限記事一覧

 生活は自立しており認知症には至っていないが、もの忘れが強くなっている状態を、MCI(軽度認知症障害)と呼びます。その後1-2割が数年後に認知症を発症します。 外来でこのお話をすると、「認知症でなくてよかった〜。」と安堵の表情を浮かべ、笑顔になる方が多いのは事実です。 相手を落胆させるのは辛いので笑顔が見られるのは嬉しいのですが、その先のことが気になり、複雑な気持ちとなるのは事実。 MCIと糖尿病...

↑動画で見たい方はこちら☆彡 認知症を予防改善させる方法として注目を浴びているリコード法の要は、食事療法(糖質制限)です。 今回頭の整理のために糖尿病関連の書籍を読み直し、あらためて私たちはすごい時代に生きているな…とワクワクしました。この5〜10年は、糖尿病や脂質異常など、生活習慣病分野にパラダイムシフトが起きています。パラダイムシフトというのは、これまでとガラッと革命的に流れが変わる状態をさし...

↓動画で見たい方はこちらから☆彡 この10年間で、糖尿病や脂質異常の考え方は、世界的に変化の時を迎えました。その変化の大きさは革命的と言ってもよく、価値観の転換が求められるほどの大きな変化は‘パラダイムシフト’と呼ばれます。 1950年台からずっと続いてきたカロリー制限という食事療法に対して、2013年にアメリカの糖尿病学会が糖質制限を治療の選択肢として認めました。一方日本糖尿学会は、その時点で「...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 糖質制限って何?という方のために、今日はごく基本的なお話をします。 まず糖尿病というのは、血糖が上がる病気です。血糖が上がるのだから、血糖を上げる原因をなくせばいい。3大エネルギーの糖質・たんぱく質・脂質の中で直接的に血糖を上げるのは糖質だけなので、糖質を摂るのを控えましょうというのが糖質制限の考え方です。小学生でもわかる、シンプルな理論ですよね。 ところが現在...

↓動画で見たい方はこちらから☆彡「頭ではわかっていても、感覚的についていかないんです・・・。」外来で患者さんにも言われました。よくわかります。私たちはずーっと、ダイエットと言えば‘カロリー’という物差しのみで考える習慣が沁み込んでいるので、無理もありません。 でも新しい‘常識’として、何度でも繰り返して言わなくてはいけません。太る最も大きな原因は、脂質ではありません!最も大きな原因は…糖質の摂り過...

 あなたが、この先年を重ねていき、この病気は怖いな…と恐れる病気や状態は、いったい何でしょうか? 心筋梗塞や脳梗塞?がん?認知症やうつ病? それらに対して私たちは、不可抗力の天災のようなイメージを持ってしまいがちですが、それら数えきれないほどの多くの病気の大元に、共通するたった一つの病態があるということをご存知ですか?医学的には「メタボリックドミノ」と呼ばれています。それは「糖質過剰」です。 糖質...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 今日は、さびついたケトンエンジンを、スムーズに始動させる方法について書いてみます。 ケトン回路というのは、エネルギー源として外から糖質が入ってこない状態で脂肪を燃やしてエネルギーとする回路のことです。現代人は通常は糖質摂取に偏りがちなので、ケトン回路はなかなか実力を発揮するチャンスに恵まれません。しかしこのケトンエンジン、本来はサブエンジンなどではなく、主力エン...

  動画で見たい方はこちらから☆彡 糖質制限がまだあまりよく知られていなかった頃に、これを否定する根拠として「糖質制限をするとケトン体が高くなるから危ない。」と言われていました。 ケトン体とは、人が糖質を摂らなかった時に脂肪を分解してエネルギーを生みだす代謝の過程で出てくるもの。アセトン、アセト酢酸、βヒドロキシ酪酸の総称です。体内でケトン体が高くなる状況は2つ。1)脂肪からエネルギーを生み出すケ...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡穏やかでないタイトルになっていますが、これにはちゃんと訳が…笑 人間の体は、誰でも標準装備としてエンジンを2種類持っています。ご飯とかケーキのような糖質を摂った時に、糖質からエネルギーを生み出す解糖エンジンと、脂肪を材料にしてエネルギーを生み出すケトンエンジンです。ケトンエンジンは控えめで、外から糖質が入っている時には働きません。ずーっと糖質が途切れずに入り続けて...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 だいぶコンセンサスが得られてきた糖質制限法ですが、江部先生が情報発信を開始したばかりの初期には、多くの批判にさらされていたこととお察しします。議論の中心になったキーワードの1つが「ケトン体」でした。 今回は「そもそもケトン体って何なの?」という基本的なところから。人が糖質を摂っていない状態で脂肪を分解してエネルギーを生みだす代謝過程をケトン回路と呼びますが、その...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 先日、ある方からこんなメールを頂きました。「ココナッツ油の摂取でLDLが上昇するという情報があるのですが、どう思いますか?」 その方が読まれた記事はこちら↓ココナッツ油でLDLが上昇 栄養療法の医師がココナッツオイルを勧める条件として、現在糖質三昧の生活を送っていて解糖回路を主エンジンとしている成人が、脂肪酸を分解してエネルギー源とするケトン回路に切り替えるきっ...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 ダイエットは‘空腹との闘い’‘食欲をコントロールする意志の力が必要’である。そんな風に思っていませんか? その証拠に、外来では必ず「私は意志が弱いから、ダメなんです!」「お腹がすくと、ダメだとわかっていながらつい食べてしまって…」というセリフをよく聞きます。 私自身も、糖質制限について学び始めたばかりの頃は理解が浅く、自身の糖質制限もなかなかうまくいかない時期が...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 今回は、前回(その1)と少し切り口を変えて食欲についてお話しましょう。私たちが「お腹がすいた!何か食べたい!」と感じているのは、実は騙されているのかもしれない…というお話です。「脳がエネルギー源として使えるのは糖質だけだから…」という言い方をよくしますよね。もう常識!という感じで言い尽くされています。同じニュアンスで「ご飯を食べないと頭が回らないので、朝はしっか...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 外来で患者さんと話をしていて、これをすると何十種類もの病気のリスクが減り、認知症の予防にもなるよ、と糖質制限を紹介した時の反応は…。「お米を食べないなんて絶対無理です」「お米がないと生きていけない!」もう何百回も聞いているセリフです。中年の女性に多いのは何故でしょうか。 私たちが今の日本で普通に生活していると、自動的に「糖質三昧」になります。具体的には、糖質を1...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 この70年間、私たちはコレステロールに本当に失礼な対応をしてきました。1950年代からマクガヴァンレポートの時代を経て、コレステロールをずっと動脈硬化性疾患の犯人として悪者扱いしてきたのです。 狭心症などで狭くなった血管を調べたところ、近くにコレステロールがいたから、コレステロールを動脈硬化の犯人に仕立て上げてしまったのです。現在では、コレステロールは、傷ついた...

 糖質制限の第一歩は、「糖質の害を疑う」でした。 糖質を過剰に摂るということは、高インスリン血症を介して動脈硬化やがん、認知症などのあらゆる疾患のリスクを高めます。後半人生を笑って過ごすために、一つ一つステップを踏んでいきましょう。 さて今回からは、あなた自身の食べている物の棚卸です。 あなたがここ数日間で朝から晩まで食べている物を、客観的に振り返ってみましょう。デジカメで片っ端から記録してみるの...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 私が江部先生の「主食を抜けば糖尿病はよくなる!」という本を読んで衝撃を受けたちょうどその頃に、一緒に読んだ本があります。「糖尿病治療」の深い闇 (桐山秀樹) ノンフィクション作家の桐山さんが、自身の糖尿病が判明して糖質制限に巡り合うまでの経過が記されています。江部先生の本が糖質制限の内容に関する道案内だとすれば、桐山氏の本は糖質制限をとりまく医療体制の問題(まさ...

↓動画で見たい方はこちらか☆彡「結果にコミットする」というライザップ。 太ってうなだれていた時とは別人のような、抜群のスタイルと、どや顔(笑)劇的Before→Afterが魅力的すぎて、いつもCMに釘づけになる私。 ただライザップに限らず、プロが生活全般の指導をしてくれるジムやエステに大金を投じて入会し、劇的に体型が変化してめでたしめでたし…とはいかないのが人間。 生まれ変わったような変貌を遂げた...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 医者は、基本的に栄養について無知です。「わざわざ言われないでも、そんなこと知っている。」という方は、どうぞスルーして下さい。 でも外来での患者さんの言動からは、医師は専門家として病気に関するあらゆることを熟知していると思っているのでは…と感じることがあるので、一応書かせて頂きます。*もちろん全ての医師が無知という訳ではなく、あくまで傾向の問題です。理由1)栄養に...

 ↓動画で見たい方はこちらから☆彡 いざ糖質制限をやろう!となった時に、2つの選択肢があります。「ゆるめから始めるか?」「厳しめから始めるか?」の2択です。 これはどちらが正解!と言い切れるものでもないように思います。それぞれメリットデメリットがあるので、自分の置かれている状況や性格などを見極めて選びましょう。◎最初から厳しくやる方法 どちらかと言うと江部先生は、こちらをお勧めされています。「最初...

↓動画で見たい方はこちらから☆彡医学部高学年だった私は、当初糖尿病の診療に興味津々でした。 糖尿病というのは患者数も多く、将来的に必ず頻繁に患者さんに遭遇します。進行すれば合併症で失明や透析に至るなど、診療の質が患者さんの人生を左右するので町医者の責任は重大でやりがいがある!と意気込んでいたのです。実習したのは糖尿病の教育入院機能を備えた医療機関だったので、現場ではどんな生活指導がされているんだろ...