フェルラ酸ファースト

 認知症の陽性症状で大声を出したり手が出てしまうような方に
「穏やかになる薬を使いましょうか?」
と確認したところ、
「薬で静かにするのは可哀想なので、もう少し頑張ります。」
と答えるご家族がいます。その愛情の深さに心を打たれ、余計に何とかしてさしあげたいという気持ちになります。
「家庭天秤法」という方法を使えば、抑制薬を使うにしても最小限の量に調節することは可能なのですが、その前にもう1つ、ぜひ試して頂きたい方法があります。
 フェルガードFの使用です。
フェルラ酸ファースト

 

これは、薬剤ではありません。米ぬか成分であるフェルラ酸から作られた健康食品、サプリメントです。

 

●メリット

・薬なみに効果がある

フェルラ酸は、易怒や興奮・常同行動(洋服の端をさわったり机をトントン叩くなど、同じ動きをずっと繰り返す行為)などの前頭葉症状に改善が期待できます。神経内科の中坂先生の報告では、前頭葉症状の8-9割に効果があるとのことで、これは薬剤の改善効果を圧倒的にしのぐよい成績です。

 

・副作用がほぼない

 何しろ成分が米ぬかで食品なので、命に関わる副作用はありません。高用量で使った時に便がゆるくなる方がいますが、その場合は減量すればOKです。
 これは抑制薬によって傾眠や歩行のふらつきが出るリスクを考えると、圧倒的なメリットです。フェルラ酸単独でもまだエネルギーが強くて…という場合には抑制薬を併用せざるを得ないこともありますが、使う抑制薬の量を減らせる可能性があるのです。

 

・定期通院が必要ない

 サプリメントなので、薬剤のように医療機関で診察を受け処方箋を発行してもらう…という手順が必要ありません。陽性症状の強い認知症の方は、家族が病院に連れていきたいと思っても、なかなか受診に応じてくれないことも珍しくありません。1回目は何とか受診できたとしても、その後継続的に通院ができなくて中断…ということもあります。そんな時に直接購入することが可能なサプリメントは強みを発揮します。

 

●デメリット
 効果・副作用の面では使わない理由がないほどよい商品ですが、唯一のデメリットは費用的な負担です。健康食品・サプリメントなので医療保険の適応外となり、自己負担が発生します。標準的な飲み方で毎月5500円が捻出できるか?そこがネックになりますね。

 

●選択上の注意
 怒りっぽさがない方であれば、フェルラ酸とガーデンアンゼリカが配合されたフェルガード100Mが標準タイプとしてお勧めですが、怒りっぽいなどの陽性症状が強い場合には、ガーデンアンゼリカが含まれていないフェルガードFから試すことをお勧めします。

 

●飲み方の裏技?
 通常飲むタイミングは 朝1包・夕1包と表示されていますが、食品なので多く飲んではダメということはありません。お財布との相談になりますが、朝昼夕の3包で飲んで効果を見るのも一つです。
 また松野先生は、例えば3包を均等に飲むのではなく、朝に3包飲むことで発火する(効果が現れる)こともあると報告されています。朝2包飲もうが、朝夕1包ずつで飲もうがコストは同じですから、中止してしまう前に、一度飲み方を変えてみるのもいいですね。

 

 興味を持たれた方は、下記のいずれかの方法をおとり下さい。
・近隣のコウノメソッド実践医の医療機関で相談をする。
 全国のコウノメソッド実践医療機関を確認できます。
→http://www.forest-cl.jp/jissen.html

 

・直接製造メーカーであるグロービアに連絡をする。
 HP: https://www.glovia.co.jp/products/howto.html
 電話番号:03-5540-8975